この投稿ではブラジルポルトガル語の基本情報をベースに勉強をしていきたいと考えております。また、後半では実際にブラジルポルトガル語における主語について学習していこうと思います。
初見の方でも比較的分かりやすいように解説をするつもりです。
はじめに
まずはじめに、ポルトガル語ですが皆さんは一体どこで使われていると思いますか?
そしてこのポルトガルの前についているブラジルとは一体なんなんでしょうか?
ここではまずこのような疑問から紐解いていこうとおもいます。
そこでまず初めに基本知識としてポルトガル語が使用されている地域について見てみましょう。
ポルトガル語が使用されている地域について
まず、ポルトガル語を公用語として使用している地域は以下の通りです。
ヨーロッパ | ポルトガル |
南アメリカ | ブラジル |
アフリカ | アンゴラ |
カーボベルデ | |
ギニアビサウ | |
サントメ・プリンシペ | |
モザンビーク | |
赤道ギニア | |
アジア | 東ティモール |
マカオ |
10カ国です。公用語としている国の数は比較的多い方でしょうか。
正直な話、このあたりの話はwikipediaが詳しいので、そちらを読んでいただければ話は早いと思います。
ポルトガル語を勉強するメリット
次にポルトガル語を勉強することによるメリットについて解説します。
これについては私の持論ですが、ポルトガル語を勉強しておくと一部の他言語が理解しやすくなります。
ポルトガル語はロマンス諸語と呼ばれるものにカテゴライズされます。例えば、スペイン語やフランス語、イタリア語などもこの中には含まれております。その為、ポルトガル語を勉強していくとそれらの言語と類似している単語、そもそも同一である単語を目にすることがあります。
例えばQue(何)はポルトガル語で使用する単語ですが、スペイン語でも同じスペルで使用されます。
ブラジルポルトガル語の”ブラジル”とは?
ポルトガル語には3つの種類があります。
- ポルトガルポルトガル語
- ブラジルポルトガル語
- アフリカポルトガル語
主に単語頭の地域で使用されており、ブラジルポルトガル語はブラジルで使用されています。
それぞれアクセントや文法に若干の違いがあります。
ちなみにアフリカポルトガル語というものについては、私自身この記事を書く時まで全く知りませんでした。
今回の本題! ポルトガル語の勉強
ということで、初めの語りはこのくらいにして本題であるポルトガル語の勉強に入っていこうと思います。
私が勉強をしていく上で感じたことは、「考え方が英語に近い」、「文法がシンプル」というような感じです。
特に後者の「文法がシンプル」についてはとても明確で、
- 大体の単語はローマ字読みでOK!
- 語尾を変えることで疑問系に変化する
- 稀に日本語に近い単語がある
と言ったところが私の所感です。
ひとまず基本的なところからゆっくり勉強していこうと考えていますので、お付き合い頂けたら嬉しいです。
ポルトガル語の主語について
ポルトガル語の主語は以下の通りです。英語、日本語を一緒にリストとして並べてみました。
ポルトガル語 | 英語 | 日本語 |
Eu | I | 私 |
Nós | We | 私たち |
Tu | You | あなた※ |
Você | You | あなた |
Vocês | You | あなた達 |
Ele | He | 彼 |
Eles | They | 彼ら |
Ela | She | 彼女 |
Elas | They | 彼女ら |
こんな感じでしょうか。
英語との違い一つ目は、あなたを指す単語がポルトガル語には2つ存在することでしょうか。
これですが、ちゃんと使い分けがあります。
Você が基本的なあなたを指す単語で、Tu は比較的近しい間柄でのあなたを指します。
正直、勉強初めの段階ではあまりTu は頭に入れなくても良いのではないかというのが私の考えです。
英語との違い二つ目は、英語でいうところのThey が性別によって単語が変わるというところです。
日本語でこの辺りは普段から使い分けているので、感覚は比較的掴みやすいかと思います。
覚え方としても単数の時の単語にs をひとつ付けるだけです。
ちなみに男女混合の集まりを指す場合は、基本的にEles を使用します。
ポルトガル語のbe動詞について
ポルトガル語にもbe 動詞のようなものが存在します。それは、ser とester です。
2つあるので使い分けが必要です。また、主語によってこれらは形を変えます。
早速少し難易度が上がったようにも思えますが、簡単な表を作ってみましたので少しずつ覚えていきましょう。
ser について
まず初めはser です。ser は確定されたものに対して使用する動詞です。
例えば、人の名前や出身国などでしょうか。
ser の変化形 | 使用パターン(日本語) |
sou | 主語が私 Eu |
somos | 主語が私達 Nós |
és | 主語があなた Tu |
é | 主語があなた Você 、彼 Ele や彼女 Ela など |
são | 主語があなた達 Vocês 、彼ら Eles 、彼女ら Elas など |
例文) Eu sou japonês. 私は日本人です。
上の例文で言うと、sou がser と同一の動詞です。
先述にもありますが、主語によって動詞は形を変えます。
例文で言うと主語がEu 私なので動詞ser はsou に形を変えました。
ester について
次にester です。ester は一時的なものを指します。
例えば、一時的な状況や感情、天気などもこの動詞を使用します。
ester の変化形 | 使用パターン(日本語) |
estou | 主語が私 Eu |
estamos | 主語が私達 Nós |
estás | 主語があなた Tu |
está | 主語があなた Você 、彼 Ele や彼女 Ela など |
estão | 主語があなた達 Vocês 、彼ら Eles 、彼女ら Elas など |
例文) Estou frio. (私は)寒いです
Estou は主語が私である場合のester の変化形です。
この例文では、一時的に寒いと感じていることが読み取れます。
ここで一つ気づいたことはありませんか。
そうなんです。今回の例文では主語を省略しています。
ポルトガル語では動詞が主語によって変化するため、主語を省略することも可能なんです。
主語を付けても問題はありませんが、知っておくと文章をコンパクトにできるので便利です。
最後に
今回の投稿はいかがだったでしょうか。
これからこんな感じで勉強をしていければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
ちなみに当ブログは一応雑記ブログのつもりですので、勉強以外の内容も投稿していくかと思います。
隙間時間にでも読んでいただけたら嬉しいです。